
色のクイズ 15♪

クイズも15回目!
今回も頑張って作りました♪
にじまるが♪

さて、今回もクイズをご用意しました
問題数は少ないけれど、楽しんでくれると嬉しいよ
過去のクイズはこちら!
では、色のクイズ、スタートです!
第一問!
左の2色は何色に見えますか?
鮮やかな赤とオレンジに見えていますか?
この2色と共通点を持つ色は、右の2色のうちどちらでしょう?

みんな仲間に見えるのだけど??

これはね、「○○系」と呼ばれるカテゴリーで分けられる仲間なんだ
その「○○系」は、きっと皆も聞いたことがあるはずだよ
第一問 答え合わせ!
正解は、左のピンクです!

少し色合いが違うけれど、同じ「ピンク」よね?
どうして左のピンクが正解なのかしら?
まず、左の2色の赤とオレンジは、とても鮮やかな色ですね。
このように、色の中でも一番鮮やかな色のことを「純色(じゅんしょく)」といいます。
一番鮮やかな赤、一番鮮やかな黄色、一番鮮やかな緑などなど、その色の中で一番鮮やかな色がその色の純色になります。
では、選択肢のピンク2色を見てみましょう。
ところで、ピンクの純色って何でしょう?
実は、ピンクの純色は赤や赤紫です。
ピンクというのは、赤や赤紫に白を混ぜて薄くした色なんです。
選択肢のピンクを純色に戻してみましょう!
はい。
どうでしょう。
左のピンクの純色は赤、右のピンクの純色は赤紫でした。
ここまでで、正解のピンクの純色が赤だということがわかったので、左が正解であることはわかったと思いますが、ではなぜ右の赤紫は仲間ではないのかを考えてみましょう。
色というのは、暖かく感じる色、冷たく感じる色、そして暖かくも冷たくも感じない色があります。
いわゆる「暖色」「寒色」と言われるものです。
皆さんも聞いた事、使った言葉ではありませんか?
一般的に暖色、暖色系と言われる色は、赤、オレンジ、黄色。
寒色、寒色系と言われる色は、青緑、青。
暖かさも冷たさも感じない「中性色」と言われる色は、黄緑、緑、紫、赤紫。
色はグラデーションなので完全な線引きはできませんが、検定試験などではこのように規定されています。
下のような関係ですね。
選択肢のピンクが、暖色、寒色、中性色のどこに入るのか、もうわかりましたね!

赤と黄色は暖色系だから、仲間は左のピンクなのね!

少し難しかったかもしれない
今回はこんな感じでお勉強重視でいくよ!
第二問!
左の色たちは、どのように見えますか?
この3色の仲間は、右の2色のうちどちらでしょう?

うふふ、これならなんとなくわかるかも♪

エリニャベスちゃんはわかったんだね?
では、「なんとなく」ではなく、「なぜ仲間なのか」まで考えてみよう!
第二問 答え合わせ!
正解はこちらです♪
正解は右の色です。
皆さんはわかりましたか?
では、なぜ右の色が左の色たちと仲間なのか、考えてみましょう。
point! 色の分類
色は大きく2種類に分けられます。
まず、赤・青・黄色など、色み、色合いを持つ色のことを「有彩色(ゆうさいしょく)」と言います。
そして、白・黒・灰色といった、色合いを持たない色のことを「無彩色(むさいしょく)」と言います。

色み、色合いという表現、なんとなくわかりますか?

白黒写真がイメージしやすいですね。
この分類で、問題の左側の色たちを見てみると、有彩色であることがわかりますね。
問題の色たちの下に、無彩色の色たちも載せてみました。
有彩色と無彩色の違い、わかりますか?
では、答え合わせですね。
有彩色の仲間なので、右の色が正解ということになります。
ちなみにもう一つの色は白なので無彩色ですね。

白・黒・灰色というと「モノトーン」という配色を思い浮かべる人もいると思う
「モノ」というのはラテン語で単一、単色という意味で、1色で作る濃淡などの配色を言うんだ
つまり、使用する色に決まりはないんだよ
ただ、ファッションでは主に無彩色を合わせた配色のことを言うよ
第三問!

第二問とあまり変わらない色が出ているわ?
にじまる、問題を間違えているんじゃないの?!

少し1色だけ色が違っているだろう?
こうすると、問題の意図が変わってくるんだよ
皆さんはわかるかな?
左の色たちの仲間を、右の選択肢から選んでください。
なんとなく選べた人も、何故その選択肢にしたのか、自分で理由を考えてみてくださいね。
先程の色の中で、左の色たちの真ん中にある緑色が、今回薄い色に変わっています。
ここだけが変わっているということは、どうやらここにヒントがありそうです♪

これもなんとなくならわかる気がするわ

なんとなくわかりそうだね
2つの選択肢の中でなぜこちらを選んだのかを、口に出して説明してみたり、文字に書いてみたりすると、頭の中で考えているだけよりも具体的になるよ!
第三問 答え合わせ!
正解はこちらです!

正解はしたわ
正解はしたんだけれど……やっぱりなんとなくだったわ……

(と言っておこう……)
では、なぜ白が仲間なのかを考えてみよう!
今までの問題で出てきた
「純色」「暖色」「寒色」「中性色」「有彩色」「無彩色」
文字だけを見ると、なんだか難しそうですね。
でも、全て、色の分け方です。
色は無限にありますが、管理しやすいよう昔からさまざまな色彩学者などが研究、分類してきました。
第三問では、「軽く感じる色」の仲間を選ぶ問題でした。
色彩は様々な力を持っています。
例えば、地下鉄の路線図などは、色で路線を分けていますよね。
そういった、色ですぐに識別できるようにする力。
また、解熱剤のパッケージは青系、緑茶のペットボトルは緑系など、色で内容を連想させる力。
そして第三問は、軽く感じる色、重く感じる色といった「色の軽重感」という力の問題でした。
軽く感じる色のグループが、薄いことがわかりますか?
反対に、重く感じる色のグループが、暗いことがわかりますか?
「薄い」「暗い」と表現しましたが、「薄い」と表現したこれらの色を、色彩学では「明るい」といいます。
普段「明るい」というと、鮮やかな暖色系の色を指したりもするので、普段使う表現との違いを理解しておいてくださいね。
そして
「明るい」「暗い」
これを堅苦しい(?)色彩学の用語では、「明度が高い」「明度が低い」といいます。
文字通り、明るさの度合いですね。
一番明度の高い色は白、一番明度の低い色は黒です。
そして、明度が高いほど軽く感じ、明度が低いほど重く感じます。
ということで、正解は左の色「白」です。
3色が並んだ色のまとまりを上下で見比べてみてください。
明度と重さの感覚がわかると思います。
ちなみにある研究では、同じ大きさ同じ重さの箱を、1つは白、1つは黒で包装して持ってみると、黒い箱の方が約2倍重く感じたそうですよ。
point! 色の三属性
色の分類で、有彩色、無彩色があることがわかりました。
そして、色の中でも一番鮮やかな色が純色であることもわかりました。
暖色や寒色といった分け方もわかりましたね。
色の分類の仕方には、他にも大切な「色のものさし」とも呼べる分け方があります。
1つ目は、暖色や寒色のような色み、色合い。
これを「色相(しきそう)」といいます。
2つ目は、第三問で出てきた「明度(めいど)」
3つ目は、純色のような、鮮やかさの度合い。
これを「彩度(さいど)」といいます。
「色相」「明度」「彩度」
この3つを合わせて「色の三属性」といいます。
第四問!

これは今までの問題とは考え方が少し違うから、よ~く見て答えてほしい。

暖色つながりでもないし、純色つながりでもないし、明度も違う……??
え~??
わかんない!

仲間にしてしまったよ
苦情は勘弁してください
と、いうわけで、早速答え合わせいってみよう!
第四問 答え合わせ!
まずは正解を見てみましょう。
正解は下のシアン(青緑)でした。
では、なぜこの色が赤の仲間なのか、それは体験しちゃいましょう!
まずはこの下の赤い四角を20秒程見つめてください。
四角の中央にある点を見たほうが正解がわかりやすいと思います。
20秒見た後、すぐにその下の白い四角を見てください。
こちらも、四角の中央にある点を見てくださいね。
それでは、やってみてください!
どうですか? 見えましたか?
赤い色をしばらく見つめて、その後で白い紙などに目を移すと、青緑がうっすらと見えてきます。
この現象は赤だけに限らず、黄色でも青でも起こります。
このように、ある色をしばらく見た後に見える色のことを
「心理補色(しんりほしょく)」
といいます。
赤の心理補色は青緑。
ということで、正解は下の色になりますよ。
では、逆もやってみましょう。
赤を見た後の青緑よりも薄い色ではありますが、心理補色の赤が見えるはずですよ♪

どうでしたか?
楽しんでいただけたかしら?
また頑張ってにじまるが作るから待っててね♪

最後の問題の心理補色は、様々な色を見て自分で体験することができるよ
目が疲れない程度に、やってみてくれると嬉しいな
それでは、また!