色のクイズ⑨

エリニャベス
さぁさぁ!!
ナマケモノのにじまるがやっと色のクイズの新作を作ったわよ!!
今回はどんなクイズかしら?
これだけ待たせたんだから、当然楽しいんでしょうね?
ね?にじまる?

にじまる
(またそうやってプレッシャーを・・・)
さ、さぁ、今回も『できるだけ』楽しんでもらえるよう頑張って作ったつもりだ
頑張ってチャレンジしてみてほしい!

 

過去のクイズはこちら↓↓

第一問!

1の1

 

エリニャベス
下の色の中で、ひとつだけ違う色があるわ
さて、どれでしょう?

 

にじまる
わかったかな?
似たような問題が過去にもあったと思う
その時にも説明したのだけれど、わからないからといって能力が低いわけでも、ましてや何らかの病気であるというわけでもないよ
眼の感度は人それぞれ
得意な色、不得意な色があるということを覚えておいてほしい

 

1の2

エリニャベス
これも1の1と同じく、ひとつだけ違う色があるわ
今度はどこにあるかしら?

 

 

にじまる
今度はどうかな?
答えあわせは次の問題の後で発表するよ
自分がどの場所を選んだか、覚えておいてほしい

 

1の3

エリニャベス
コツが掴めてきたかしら?
今度も同じように、仲間外れの色を探してね!
さぁ、わかるかしら?

 

 

にじまる
今度はどうかな?
ここで一旦今までのクイズの答え合わせをしよう!

 

第一問 答え合わせ!

1の1 答え

 

 

1の2 答え

 

 

1の3 答え

 

どう違うの? 解説

さて、全て正解できましたか?

『違っている』ということは、答え合わせで全ての色を合わせた図形を見るとおわかりいただけると思います

では、『どう違う』のでしょうか?

 

実は、一つだけ違う色、この色の変え方も、3問共別々に変更してあります

どのように変更したのかをご説明しましょう

 

まず、「色」というものを相手に伝えるとき、例えばこのような色を相手に伝えるときに

『マゼンタ』という表現をする人もいるでしょう

『濃いピンク』という人もいるかもしれません

見る人によって伝え方は様々です

 

それを色彩学の世界では、なるべく多くの人に正確に色を伝えるため、色のものさしのようなものを使って色を表現するという方法をとっています

そのものさしの中の一つが

『色の三属性』

といい、

「色相」「明度」「彩度」を指します

 

今回のクイズでは、1の1では「色相」、1の2では「明度」、1の3では「彩度」を変えていますよ

 

エリニャベス
わかりやすい変化を下の図で表してみたよ!
にじまるが!

 

 

「色相」は赤、黄、緑などの色合いのことです

図では、周りの赤よりも左がオレンジ寄りで、右が赤紫寄りになりますよ

 

エリニャベス
ちなみに1の1では、一つだけ黄色に寄っているわ♪

 

「明度」は明るい、暗いなどの明るさのことです

図では、周りの赤よりも左が明るい(明度が高い)右が暗い(明度が低い)色になっています

 

エリニャベス
ちなみに1の2では、一つだけ明度を低くしているのよ♪

 

「彩度」は鮮やか、くすんだなどの、色の鮮やかさの度合いのことです

図では、周りの赤よりも左が彩度が少し低い、右が彩度がかなり低い色になっています

 

エリニャベス
ちなみに1の3では、一つだけ彩度を下げているのよ♪

 

にじまる
補足ですが明度の変化があると、明るくなっても暗くなっても彩度は下がります
ここから先は少し難しくなるので、セミナーで説明しています
サンプルを視聴して続きを知りたくなったら是非受講してみてくださいね

 

 

第二問!

エリニャベス
今度は同じ色を探すクイズよ!
四角い黄色の中にある星形と同じ星形を探してね!

 

 

にじまる
ふふふ・・・
これも過去似たような問題を作った記憶があるよ
これは「色の対比」だね
対比は同化と反対の状態になるんだけれど・・・
私がこういった問題を出すとき、同じだと思う色が正解だったかな・・・?

 

 

 

 

 

第二問 答え合わせ

エリニャベス
正解はこちら!
四角い星形と同じものを、選択肢それぞれの星形に一部重ねてみたよ!

 

 

にじまる
どうだったかな?
正解できただろうか
「色の対比」について軽く説明しておこう

 

色の対比とは?
見たい色・・・この場合は星形の周りにある色が見たい色の見え方に影響を与え、この色同士の違いの差が大きくなるように見える現象を『色の同時対比』といいます
にじまるが作った問題は、この『色の同時対比』の問題であり、もっと詳しく言うと同時対比の中の『色相対比』になります
今回の問題で説明すると、黄色の四角の中にあるオレンジは、元のオレンジよりも黄色から離れた色・・・つまり、赤みに寄って見えます
「どちら寄り」については下の色相環でご説明します

 

 

この「連続した色の環」のことを「色相環」といいます

色相環は色々な種類がありますので、ここではこの色相環を使います

 

周囲の色、つまり黄色の中にオレンジ色がある場合、中にあるオレンジ色は周囲の色である黄色から色相環上で離れた色に見えます

つまり、中の色は周囲の色から逃げるのです

 

 

対比は色同士が離れて見えるのですが、色が変わって見えるのは周囲の色ではなく中の図形です

 

にじまる
色彩検定などの検定試験や専門知識を身に付けたい人は、この説明では不十分だ
同時対比の中でも明度対比、彩度対比
縁辺対比など、知覚現象の不思議はまだまだあるので、興味のある人はまずは検定試験を受けてみるのもおすすめだよ
では、最後の問題だ

 

 

第三問!

エリニャベス
さぁ!
最後の問題よ♪
それぞれの四角の中にある図形と同じ色の図形はどれかしら?
もちろんイジワルなにじまるだから、見たままの色が正解ではないはず????

 

 

にじまる
い、イジワル・・・・・・・・・
そう、私はイジワルだからノーヒントです!!!!
プンプン!!

 

 

 

第三問 答え合わせ

エリニャベス
もう!
やっぱりイジワルなんだから!
みんな、答えはわかったかしら?

 

にじまる
(気を取り直して・・・)
第三問は、「色陰現象」という現象を使ったクイズだった
それでは答え合わせだ!

 

真ん中の図形をググっと伸ばしてみました

どうですか?色の干渉がなくなったところで、図形の色が灰色に変化したのがわかりますか?

 

 

 

正解はどちらも②

灰色でした

にじまる
これが「色陰現象」だよ
文字で説明するとこのようになるよ

 

色陰現象とは
白、黒、灰色は、色みを持たない色「無彩色」といいます
その無彩色である灰色が鮮やかな色に囲まれると、色相環上でその色と反対側にある色に少し色づいて見える現象を「色陰現象」といいます

ここでまた色相環を登場させましょう

 

 

左側の問題は青紫の背景なので灰色は少し黄色っぽく

右側の問題は青緑の背景なので灰色は少し赤っぽく見えています

 

にじまる
ちなみに、この色陰現象の「色陰」とは、『彩りを帯びた影』という現象から由来した言葉で、この現象を発見したのは、かの有名な文豪ゲーテ
ゲーテの色彩論に記されている言葉を紹介しよう

 

ゲーテ『彩りを帯びた影』

黄昏どき、白い紙の上に炎の小さい蝋燭を立て、弱い陽の光と蝋燭の炎の間に鉛筆を一本立てて観察すると、蝋燭の光によって生ずる鉛筆の影は極めて美しい青に、陽の光が投げかける影は赤みを帯びた黄色に見えるだろう

(ゲーテ色彩論ー教示編65および70)

 

エリニャベス
お疲れさまでした!
今回の色のクイズはここまでよ♪

楽しかったかしら?
難しかった?

まだまだ続けていくからね!
にじまるが!

 

にじまる
・・・・・・・・・

いや、いい

エリニャベスちゃんの言う通り、これからも頑張って色のクイズを続けていくよ!
応援してくれたら嬉しいな
ではまた!!

 

 

 

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